転職力

転職情報なしで転職する技術(準備編)

 

 

 

「面接で人生が決まる」不条理

あえて断言しよう。就職活動の面接は、この世で最も理不尽なものの一つである。

仕事が出来る人間かどうか、あんなものでわかるはずがない。要は演技力である。元気のいい印象を与えようと、柄にもなく大声で喋ったら「覇気がある」とか言われて採用されたことがあった。演技力さえあれば、面接対策マニュアルを丹念に読んで準備し、面接時間の間くらいは求められる人材になりすますことができる。担当者は見破ろうとするかも知れないが、そうなったら化かし合いである。

そんなもので人生を決められて良いわけがない。しかもその理不尽が、就職活動、転職活動中の数ヶ月、あるいは1年以上も延々と続くのだ。

会社よ、もし本気で人材を選びたいのなら、「希望者全員を無条件で採用し、試用期間の3ヶ月をかけて選別したらどうだ」と思うくらいである。

 

「無間地獄」にはまらないために

そもそも履歴書や職務経歴書といった紙切れと面接程度の情報で人材を採用しようとすることに無理があるのではないか。「公募」というと公平なようだが、「人物本位」という考え方とは根本的な矛盾がある。本当に人物本位だというなら、応募者を熟知している信頼できる人物が私的に推薦することで採用が決まるはずだ。「コネ」を使うほうが、実は理に適っているということである。

一方、採用する企業の側でも「公募」というやり方には相当な不満がある。第一に、金がかかる。情報が足りない。やはり履歴書や職務経歴書、面接では不十分だ。結果的に、ハズレが大きい。また募集する。またはずす、という繰り返しである。そんなときに、もし信頼できる人物から推薦や紹介があるとしたら、即決ということになるだろう。

実際、このルートで応募した場合は、面接を受ける前に事実上採用が決まっていたという例も珍しくない。

ところが、「公募」でしか応募できない人は、無間地獄にはまり、消耗し、疲弊している。

一体、この差はどこから来るのだろうか。

ずばり、人脈の格差から来るのである。

 

 

転職は人脈だ

株式投資や資産運用に関心がある人なら山崎元氏の名を聞いたことがあるかも知れない。企業人としてだけでなく辛口の経済評論家としても名を馳せている成功者である。この山崎氏は42歳くらいまでの間に、11回も転職したということだ。その11回のほとんどが何らかの形で人脈を介した転職であって、新聞など公開情報による転職は3回しかない。しかもそれは最初の転職と、2度目、4度目という初期に集中しており、年齢的にも30代の初めまでである。

20代はまだ人脈力で差が付く年齢ではないし、「東京大学経済学部卒、三菱商事入社」という山崎氏の履歴書は、新聞公募ではそれなりのインパクトがあったに違いない。だが、その威力も30代の前半まで。30代後半、40代の転職では何と言っても人脈力ということだ。山崎氏の経験は、これを裏書きしている。

まして50代の転職ならば、なおさらだろう。

 

人脈の作り方について

「転職」を思い立って求人誌や転職サイトの求人情報を穴の開くほど眺めているあなた。転職準備に資格を取ろうと受験参考書を買い込んだあなた。そんなことをするより人脈構築に力を入れたほうが、遠回りのようで実は近道であり、ストレスもはるかに少ないかも知れない。

では、どうすれば人脈力が付くのだろうか。

誰でもすぐに思い付くのは異業種交流会だろう。公募で適材を集められない企業の採用担当者が異業種交流会で人材を探しているという話もある。だが、一般的に言えば異業種交流会とは人脈のない人たちの集まりであり、そこから多くを期待することはできない。深く付き合って互いを理解してこそ人脈であるのに、名刺を交換するだけで顔と名前が一致しないのでは意味がない。

本当に役に立つ人脈の種とは、むしろ普段の仕事の中にあるはずだ。

次は「人脈は身近にある

 

 

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